2026年1月31日に開催された電子情報通信学会 教育工学研究会(ET)にて,下記の内容で研究発表を行いました.
発表情報
- 講演名:エディタログを用いた探索的データ分析スキルの定量化の基礎検討
- 開催日:2026年1月31日
- 会場:名古屋工業大学
- 技術研究報告:信学技報 ET2025-54(pp.38–45)
- 著者:鈴木源吾・飯村結香子・吉田貴裕・堀川桂太郎・斎藤 忍

発表概要
本発表では,探索的データ分析(EDA)のスキルを,SQLの編集・実行ログ(エディタログ)から定量的に捉える枠組みについて基礎的な検討を行いました.
本研究では,実務経験を有するエンジニア9名と本学学部4年生5名を対象に,音楽配信データベースを用いた探索的データ分析タスクを実施し,VS Code環境で取得したSQLログから分析の探索過程を再構成しました. また,本実験に先立つ予備的な検討や,実験準備・データ整理等の作業には,本学学部4年生の木原優月が参加しています.あわせて,本学2年生・3年生の学生各1名が予備実験に協力しました.
クエリの構造や多様性,試行の流れといった特徴量を抽出するとともに,実行ログを時間的連続性とクエリ類似性にもとづいて探索セグメントに分割し,探索的・確認的といった行動様式をセグメント単位で捉える方法を検討しました.
本研究は,分析者を固定的なタイプに分類するのではなく,探索の進行に伴う行動様式の切り替わりを扱える点に特徴があります.
今後は,本学におけるデータ分析教育やスキル評価への応用も視野に,研究を継続していく予定です.