本ゼミ所属の4年生・瀬下 采未さんが取り組んでいる研究テーマ 「天候依存度を活用した観光ルート推薦」について, その成果をまとめ,アーバンデータチャレンジ2025 にエントリーしました. (※本記事執筆時点では結果はまだ発表されていません)
本記事では,このテーマに至った背景と,学生による取り組みの概要を紹介します.
取り組みの背景
本テーマは,ゼミで継続的に扱っている地域課題 × データ活用という流れの中で生まれました.
2025年7月31日には,教員と学生1名で新潟県観光協会を訪問し,天候と観光をテーマとした意見交換を行いました(記事).その中で,冬の佐渡には「船が出ない」という先入観がある一方で,実際には観光のポテンシャルがあることを伺い,佐渡を例として天候と観光の関係をデータとして可視化する意義を確認でき,学生が具体的なテーマとして掘り下げていきました.
提案内容の概要
天候依存度を活用した観光ルート推薦
観光は天候の影響を大きく受ける分野です.特に佐渡のような自然観光地では,天候の変化が観光体験の満足度を左右します.本提案では,
- 気象データ
- 観光スポットの属性データ
- 時間帯・季節による条件
といったオープンデータを組み合わせ,その日の天候や時間に応じて観光ルートを推薦する仕組み を検討しました.
単に天気を表示するのではなく,1時間ごとの気象予報を用いて,屋外・屋内スポットの切り替えや訪問順を考慮する点が特徴です.

使用したデータ・技術(概要)
- Open-Meteo API
(降水量・降雪量・風速・気温など) - OpenStreetMap + Folium によるルートの可視化
- 佐渡観光スポットの属性データ
(所要時間,屋内/屋外区分,季節ごとの営業時間・定休日)
ゼミとしての意義
今回の取り組みでは,
- 新潟県観光協会との意見交換を踏まえた課題設定
- オープンデータの収集と整理
- APIを用いた実装と可視化
- 外部コンテストへのエントリー
までを一通り経験することができました.
結果にかかわらず,実社会の課題をデータで捉え,形にして外部に発信したという点で,学生にとってもゼミにとっても意義のある取り組みとなっています.今後も,引き続き地域や実務と接点を持ちながら,データ活用を軸とした学生の取り組みを進めていく予定です.